ミカルディスやその3剤合剤と白衣症による高血圧

高血圧は血圧が高い状態が維持されてしまう疾患であり、血圧が高い状態が維持されることによって心臓や血管に負担がかかり続けることが問題となります。血圧は一日の間にも大きな変化がある場合も稀ではなく、運動や食事等によっても容易に上下します。そのため、高血圧と診断する際にはただ一点をとって判断するのではなく、いつ高い常態になってそれが病気として問題になるものなのかということを考えなければなりません。そして、血圧を下げる必要があると判断された場合には降圧剤を使用することになります。
ミカルディスは一日を通して血圧が高い人の血圧管理に用いられます。ミカルディスはアンジオテンシン2受容体拮抗薬に分類される降圧剤であり、副作用の少なさと有効な患者の多さからよく用いられるようになりました。また、他の降圧剤と異なる作用メカニズムであることが多いため、3剤合剤等にも配合されるようになってきています。ミカルディスは高血圧治療において第一選択薬として用いられるものの、それによって効果が不十分である場合もあります。そういった場合には多剤併用を行っていくことになり、ミカルディスを含む3剤合剤もより強力な降圧剤としてしばしば用いられています。
しかし、3剤合剤をもってしても血圧が下がる様子が見られないという場合もあります。それどころか服用によって低血圧様の発作が問題となってしまうこともあります。こういった際に疑わしいのが白衣症です。白衣症とは医療機関等で医師や看護師の前では高血圧になってしまう症状です。実は普段は血圧が高くないのに不安や緊張によって血圧が上がってしまうことがあります。白衣症は特に子供に多く、高血圧かどうかの判断には注意が必要です。